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【 我が世の春 】

徒然
02 /18 2019
2月3日は節分でした。
大阪での研修会を終わって、御堂筋界隈を歩いていると、恵方巻の巻きずしを売る元気のいい店員さん、飲食店やカラオケ店への客引きのお兄さん達がいっぱい声を掛けてきて、それはそれは賑やかでした。
その先で若い男女の店員が豆をぶつけ合い「鬼は~外」とふざけ合っていました。「こいつら何も考えていないな」と思わず口から出てしまい、ふと、昔にフラッシュバックしてしまいました。

このセリフが口から出ていたのは、一体何年前だったのだろうか?
自分たちが若い時分もこんなふうに何も考えずに遊んでいた。
当時の情景が浮かんできた。ピカピカに磨き上げ中古車をカッコつけて乗り回し、ガソリンを入れたから晩ご飯を食べる金がないと言っていた後輩、給料がすぐに底を付き、タバコをせびっていた同僚。

ホントに何にも考えてなかった。けど、あの頃は良かった。
永遠に今日より明日、明日より明後日が必ずいい日になると疑わずに遊びほけていた。物もお金も無かったけど、毎日が希望に満ちていた。金はいつか必ず付いてくると決めつけ、夢を信じることができた当時だ。

翌日、札幌に戻り、カーラジオを聴いていたら、2月4日は「ビートルズの日」ということだった。スピーカーから「レットイットビー」が流れてきた。
レットイットビーの意味は「なりゆきに任せれば」とか「なすがままに」と訳されてるが、世代格差があってか若い時分にはピンと来なかった。

だが、最近の日本を見ていると当時のイギリスの雰囲気が伝わってくる。
やることのない若者、目的のない重苦しい青春、閉塞感。
当時の英国政府が自虐的に「今や大英帝国が輸出できるものは、ビートルズのレコードしかない。」と語ったと言われている。
物やお金がなくても無邪気にふざけ合えていた当時の日本は、現在のベトナムやミャンマーだろうか?低賃金でも夢のある国の若者がうらやましい限りだ。

第4次産業革命といわれている昨今。
この産業革命が世界に広がれば、働き方改革が実現し、AI・IT社会となってこの閉塞感を吹き飛ばしてくれるのだろうか?
かつて大英帝国は産業革命を実現し世界を席巻、我が世の春を謳歌した。それから数十年遅れて日本にも我が世の春がやって来て、高度成長を謳歌した。
そんな時代があった。

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P・R・O行政書士法人の
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