Entries

夏から秋の空

 北海道の夏は短い。ひこうき雲に気づいて空を見上げたら、低くたなびく夏雲の上空に秋の高い雲が現れていた。 そういえば、父が世を去る前の年、病院に向かっていた車の窓から見た空も、こんなふうに夏から秋への雲が漂っていた。父は、入院してからすっかり元気をなくしていた。元気になってほしかったが、どうすればそうなるか分からなかった。何気なく、「また元気になって、おもしろいことをやろう。」と話しかけると、「も...

異常気象

日本の夏は、一昔前まで風鈴を下げたり打ち水をしたりと、静かに暑さをしのぐ知恵がそこかしこに見られ、耐える国民性と相まって、この国の美しい情景を発見するのにぴったりの季節であった。それがどうしたものか、近年は、各地で暴風雨、洪水、土砂崩れ等の災害が頻発し、すっかり騒々しい季節となってしまった。  地球温暖化の体験とか、日本の気候が温帯性から熱帯性に移行する歴史的な場面に遭遇しているとかいわれても、濁...

利発な子2

 中国の旧友が、私のブログを日本語で読み上げてボイスブログにアップしているとの連絡が入りました。聞いてみると、最近は日本語を話す機会が減ったのか、発音で苦労をされている様子。加えて、私の文体も文節が長かったり短かったりで、たいそう読みにくそうでした。ならば、耳に心地良く、リズム感のある文章で書いてみようかと思いましたが・・。  さて、テーマは前回と同じ「利発な子」としました。14歳の将棋の強さに驚い...

利発な子

 最近、4~5歳くらいの子供の心の動きがよく見えるようになってきた。自我の目覚めとか最初の反抗期とは、もっと低年齢をさすのだろうが、物心がついてくる頃の子供らが何を考えているのだろうと観察していると、個人差の大きさに気付かせられる。 観察していて分かることは、何を基準に行動しているかだ。親の目を気にして行動している子は意外と多い。親に見つかる、しかられる、甘えられるなど親の動きに合わせてどう行動す...

手応え

 松岡修造の日めくりカレンダー、10日は「心のお風呂に情熱の薪をくべろ」とあった。熱意をもって若者に話をしても伝わらないことが多かった最近、いいな~松岡修造は。人間、やはり熱血漢でなくちゃつまらない。 一生懸命話をしても相手方の反応が鈍いと、何が伝わっていないのだろうと色んな方面から言葉を浴びせる。しかし、そうすればするほど、言葉が空しく空を切ってしまい疲労感だけが残る。「こいつ、何も考えてないな...