青春の旅立ち

徒然
04 /09 2018

春は、出会いの季節だ。新しい年度がスタートして、人の移動があり、別れもあるが、新しい出会いも生まれる。
新年度、進学されたり、就職されたりした若者に一言申し上げたい。

私の持論は、組織に所属するならむしろ鶏口牛後(けいこうぎゅうご)である。大きな集団の尻にいるよりも、小さな集団であっても長となるほうがよいということである。
回りを見渡せば、先生とそりが合わず内申のせいで志望校を下げた高校生や、面接に落ちて自信喪失になっていたせいで中小企業に就職した社会人など、どちらかといえば不本意な選択を余儀なくされた人が大勢いる。彼らは、偶然にも鶏口牛後となった訳である。意識せずの選択だが、彼らのその後は、しかし、決して不幸にはなっていない。
レベルを下げて入った学校や、妥協して入社した職場であっても、鶏の口ばしに立つこととなり、先生、先輩や同僚の期待が自分に向けられる。誰もが人生に目標を見出せないでいる思春期に、周囲の期待に応えるのは大変なことも多い。
でもこれをやり続けることで、否が応にもリーダーシップが身につく。

最近、スポーツでは、成長期にこそ基礎体力をつけろと言われるようになってきた。選手生命を考えるなら、この時期に身体を鍛えておかなければ、後々、練習をしようにも練習に耐えられないからである。
このことは、組織人に置き換えても同様である。人間力を磨くのも成長期しかない。この時期に人の上に立った経験が無いと、いざ必要となっても間に合わない。また、一度リーダーとなった人間は、いつどこでもリーダーに推されやすく自ずとレベルが上がっていく。

近年の学校教育は、ボランティアへの誘導には熱心なものの、リーダー育成には消極的だ。
しかし、いつの時代も優秀なリーダーがいない社会は滅びる。学校教育は、教育のほとんどがAIに置き換わってやっと人間形成に向かうのかもしれないが、今は社会が、人を、リーダーを育成しなければならない。
自分のやりたいことが判らず悶々としている暇はない。
将来が見えなくとも、いや、将来が見えない者同士だからこそ、人の面倒を見たり声を掛けたりしなければならいのである。
 
不本意にも、第一志望に通らなかった君にこそ、今チャンスが巡って来ていることを意識して、甘酸っぱい青春の志を永く持ち続けて欲しいと思う。
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