FC2ブログ

 【 夢の社会 】

徒然
06 /14 2019

又々、人工知能からの展開で恐縮なのですが、AIが仕事を奪うという危機感が叫ばれる中、一方で「人はこの先働かなくてもよくなる。」という夢のような話がまことしやかに囁かれています。

これまでの産業革命の歴史を振り返ると、人畜の力が蒸気機関、内燃機関に、更には電動に取って代わられました。パワーの源が変化したことにより、肉体労働は著しく減少しました。
代わって頭脳労働が主役となり、学歴偏重社会や技術者不足を招きました。労働が軽易になったことによって、人は、重労働から解放され、そのことに異を唱えた者は消え去り、そのことを前向きに受け止めた者は新しいエネルギーを活用して新しい仕事にありつきました。機械を動かすオペレーターや修理する技術者、さらにはその機械を制作する者と様々な職業が誕生し、収まるところに収まった感じです。

AI・ITの発展も、事務作業、頭脳労働に縛られることから解放される訳で、解放された人々は、当面、人工知能を活用しコントロールする者、人工知能を修理する者、人工知能を開発する者等に分かれるでしょう。このような現象によって、労働時間は短縮され、人々はより楽な生活を送るであろうことは想像に難くありません。
どちらの革命を通じても、一人当たりの生産効率は著しく上昇することとなり、人々は苦役から解放されるという社会がぐっと身近になる気がします。
しかし、このような想像を真に受けて、バラ色の生活が待っていると安心できる人はまず居ないと思われます。自分を含め、庶民感覚としては、見えない何かに不安を抱き、何かに怯えているのではないでしょうか。

では、冒頭の「人はこの先働かなくてよくなる。」と言われて素直に信じることのできない本当の理由は何なのでしょう。
一つには、自分が取り残されるのではないかという不安があります。しかし、それよりももっと問題なのは、この先、何が人の優劣を決めるのかという新しい物差しの基準が見えないことではないでしょうか?

体力、知力の次に来るものを敢えて言うならば、私は、魅力だと考えます。
心の魅力、発想の魅力、見た目の魅力こうしたものの大きさが、可視化され、目盛りとして映るのが次の時代だと思います。富の差はこれまでより大きくなり、本当に一部の富裕層とそれ以外の人々に別れるかも知れませんが、その基準は魅力ある人間かどうかという点に集約される気がします。

魅力ある人物は、AIをもっても代替できません。
そばにいて欲しいと思われる人間が最も成功者に近い社会がすぐそこに来ています。


スポンサーサイト



fukagaipro

P・R・O行政書士法人の
代表社員・深貝亨のブログ