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出生地

徒然
03 /08 2018
今年の春は、一人前になるのに時間がかかっている。
「節分過ぎれば日が昇る」どころか、ひな祭りを過ぎても各地で寒い日が突発する。
前回のブログテーマ「原産地」からすると、暑い寒いの天候もその土地の特徴ということなので、
長い目で見ればそこで育つ人種の特徴に影響を与える程度のことなのだろう。

普段自分は、出身地北海道旭川市と公開しているが、本日のテーマ「出生地」となれば、話は別だ。
家や病院など、どこで生まれたかを親や親族が役所に届け出た内容が戸籍に登載され、その場所が出生地ということになる。

自分は、当時の自宅で生まれ、その当時の住所北海道上川郡江丹別村と父が届け出たと記載されている。
周りを山々に囲まれた盆地なので、この場所はとにかく寒い。
石狩川支流の2級河川、江丹別川流域の狭い土地に、終戦で帰還した人々や食糧難で都会から流れてきた人々が
へばりつくように点在している文字通りの部落だった。
酒飲みの祖父も父も人の集まるのが大好きで、粗末な家によく親戚の人や部落の人が集まって呑んでいたものだ。
大人の酒の席で、祖父さんの胡坐の中に座らされていたのが4歳位で、最初期の頃の記憶として残っている。
「酒を飲むなら、とことん飲め。」「酒を飲んで酔わないやつは、隠し事のある人間だから信じるな。」「男は酒が飲めて一人前だ。」
と、ここが自分の「原産地」で、これが自分の原体験だ。
今にして思えば、酒飲みは自分たちが飲みやすいよう、全く根も葉もない論理を振りかざして呑んでいたわけだ。

こうした生活を素直に継承して、正体をなくすまで呑んでいる自分は、紛れもない「生活習慣病患者」であり、
「アルコール依存症患者」でもある。
酔いつぶれることを美学とする教えの間違いに気づき、酔いの時間を楽しむ美学があることに気づいたのが最近。
だが、時すでに遅し。酔えば酔うほど、出生地に回帰してしまう。

原産地の特徴はそう簡単に薄まることはない。
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