原産地

徒然
02 /05 2018
今月16日は春節(旧正月)である。
アジア圏は、正月をふるさとで過ごそうとする人や、大型連休を海外で過ごそうとする人たちの大移動がすでに始まっている。 鮭鱒類の産卵川への回帰と繋がるのであろうか、人々のふるさと回帰の本能は、時代が進んでも衰えを見せない。

話は変わるが、近年、我が国では漢方薬が注目され、薬草栽培が盛んになっている。
先般、薬草栽培を試みたものの、薬効成分が基準に達しないため苦戦している事例があるとの話題になった。
ひとりが、薬草は原産地が抜きでは語れないと言い出した。彼が云うには、原産地の土壌、気候といった環境と合致しないと、いくら上手に栽培をしても、薬草の効能は期待できないということだ。一同納得であった。

漢方薬は漢方というくらいなので、原産地は漢王朝に由来しているのだろうが、広大な国の気候を、ひとくくりで語ることはできないわけで、詳細な原産地の生育環境分析が欠かせない。
大地に大きく根を張り、その自然環境に適しているから、新品種が生まれる訳で、いくら薬草という名であっても、大事に栽培された植物に薬効成分を期待するのは無理というものだ。

さて民族も、そうした特色を良く検証して付き合うことが肝要だ。様々な気候を含む、多民族国家を形成していれば、無論国民性を一言で語ることは出来まい。
春節のこの時期にふるさとを目指す人々は、原産地に回帰することによって、原産地に居る安心感と帰属意識を取り戻す。原産地の特徴はそう簡単に薄まることはない。
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