誰が経営者か

徒然
11 /23 2012
先週、北海道行政書士会主催の新入会員研修に呼ばれ、簡単な挨拶をさせていただきました。
皆さんは独立されたわけですが、この中で「自分が経営者だと思う人はいますか」「自分が営業マンだと思う人はいますか」「自分を商品だと思う人はいますか」と聞きました。手を挙げたのはいずれも3、4人に一人でした。よく分からないという感じでしたので、いずれも皆さん以外にそれをできる人はいないということをお話しました。
お金がないのに平気でいられる経営者はいませんし、売り上げが上がらないのに責任を感じない営業マンもいません。また、魅力のない商品、時代遅れの商品しかないのに何も手を打たない人はいないでしょう。役割が分担されていれば当然手を打つはずのことが、全て自分の役割だと何の努力もしない人や一部しか努力をしない人が生まれます。
資格者の行きつく先は、結局自分の全人格だと早く気付くことが大切なことです。自分を甘やかすことなく真摯に自分と向き合い続ける覚悟を決めることができれば、立派な経営者になることも、優秀な営業マンにも魅力ある商品もすべてが射程圏内に入ってきます。
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立ち位置

徒然
11 /12 2012
 近年「立ち位置」という表現をよく目にしますし、使い易い表現と思っていますが、いざ、文字にしてみると、立場・スタンスとの違いが明確でないこともあって国語辞典で調べたとろまだ掲載されておりません。個人的には、立つ場所や足の開き具合とは少し違って、立つべき場所とか寄って立つべき場といったように「べき」という使命感があるような場合に使っている気がします。
資格者にとって自らの立ち位置を決めるのは並大抵のことではないでしょう、とすんなり言ってのけるのは簡単ですが、この場合の立ち位置とは何を想定して「どの位置にすべき」ものなのでしょうか。
真っ先に想定しなければいけないのは、クライアントの置かれている状況を最も観察しやすい位置と方角ということになります。ひところ言われていた顧客目線という表現でも間違いではないと思いますが、顧客の目線がどこを向いているかを見ることが出来るには、観察に最も適した距離と方角を見極めることが大切で、この距離と方角が判れば、クライアントの気持ちが見えてきます。
もう一つ大きな要素は、人として真摯にふるまうことができる位置に身を置くことです。真摯にふるまうのに場所が関係するのかと感じる方も多いかもしれませんが、資格を笠に着ることなく少しへりくだって他人の話がよく聞こえる位置関係を見つけることが大切です。
さらに欲を言えば、高い志を持ち続けるべく少し遠くを見つめられる位置も大事ですが、これは余り人目につかない場所が条件です。

行政書士試験

徒然
11 /01 2012
間もなく行政書士試験の試験日が到来します。全国一斉のこの試験は、一時に大量の人手が必要となることから、今も多くの会員が会場監督の手伝いをしています。会場監督員がじつは、昨年、一昨年には自からが受験生であった例を見ると複雑な思いになります。受験の目的はなんなのだろう?合格したら何をするのだろう?合格したら何が変わるのだろう?
まさか、合格して自分が資格を取得したら食えると考える単細胞はいないとは思うが、逆に目的があって受験している者もほとんどいないのではないかと思う。
資格試験が厳しくなるたびに危惧することは、試験に合格することが目標となってはいないかということだ。高校、大学の入試もそうだし、公務員試験や司法試験も全く同様であって、一種のステータスを求めて受験勉強に励むが合格した途端目標を失い人生を見失ってしまう。
人を育てるというのは、究極その人間の人生観を確固たるものにすることだと思う。司法試験に合格しても確固たる目標がないから慌てて研修や見習いをさせる訳で、本来は、目標の一里塚として受験が用意されていなければならない。
人生の目標は大きくもってほしいものだ。公務員なら自治体や国を良くすること、資格者なら誰かの役に立つだけでなく、誰かを救うこと、誰かに手を差し伸べること。そんな志のベクトルの上に自分の資格を重ねて考えてみてはどうかと思う。

fukagaipro

P・R・O行政書士法人の
代表社員・深貝亨のブログ